2014年7月4日金曜日

「おゆまる」を使って台車枠をつくってみる!

山梨の雨宮の番外編です。
結局!!独特な台車枠(台車レリーフ)をつくりたくなって実験してみることにしました。

KIHA 鉄道模型ペーパーシートの「新モデル開発室」のページや、その他Web上の「おゆまる」の使用例のページを参考に作ってみました。

山梨の雨宮(電車線モハ1~6)の台車をとらえた写真は少なく実態が分かりずらいのですが、鉄道ピクトリアル125号山梨交通電車線(私鉄車輌めぐり47)にやっと1枚だけ真横から撮った写真を見つけました。


記述によると本来はボールドウインLタイプであったものを昭和25年に改造したものの様です。
他ではあまり見かけない形状なのはこの様な理由だったのですねぇ~~!
何故改造する必要があったのか?については何の記述もありませんので謎です。

鉄コレ 都電6000形の台車(D10)がボールドウイン系の形状ですのでこれを使うことにしました。


内側の部分は鉄コレの「弓型イコライザ台車」を使おうとしたのですが、形状が上手く合わせられなかったので最終的には「TR26」を使いました。


資料写真を参考に両台車の必要な部分を抽出!!


繋ぎ合わせるとこんな感じに。。
そのものズバリでは無いですが似たような感じです。。


プラバンに接着して。。
線路と垂直方向に板バネ表現が必要なので、所定の位置に穴を開けました。


1mm角のプラ棒の先端を板バネ状に削って穴に通し接着。。
これでだいたい似たような形状になりました。


周りに空気抜きの穴を開けた後、、「おゆまる」で型を取りました。

参考までに僕のやったやり方を書いておきます。
一度沸騰させたお湯をコップに入れて持ってきます。この時点で湯温は90度ぐらいになっていると思います。
あまり熱過ぎても扱いずらいので少量の水で薄めた方が良いと思います。70~80度ぐらいで良いのではないでしょうか??(正確に温度を計ってはいません。)

「おゆまる」を約1分間ぐらいお湯に浸けておくと程良い柔らかさになりました。(浮いてしまうので割りばしで押して沈めていました。)

「おるまる」を台車枠の上に置いて、さらにその上に当板を置いて均等に押しつけました。
若干の時間(4~5分?)をおいてから水で冷やしました。
2つ作った中の良い方を使っています。


台車枠自体の材料はやはりWebページを参考にダイソーのエポキシ(2液混合タイプ 強力接着剤)と。。


タミヤのポリエステルパテを試してみました。


両方とも約10分ぐらいで硬化(しはじめる)と書いてあるのですが、気温のせいか湿度のせいなのか なかなか固まらず30~50分ぐらい置いてから剥がしました。
その後、半日ほど経つと固くなりました。


バリを取って形状を整えました。


適当にスプレー缶で塗装してみました。
塗料は何の仕上げもしなくても定着するようです?(長期的には今後、時間が経たないと解りませんが。。)
向かって左(1つ)がポリパテ、右(2つ)がエポキシ接着剤です。


実験してみた結果! ポリパテ、エポキシ接着剤どちらでも完成しましたが、使い勝手はエポキシ接着剤の方が気泡が出来難くく楽でした。(液体の粘度が低い!?)
仕上げの手間も少なかったです。
ただし透明で塗装するまでは形状が解り難いので、複数作って「荒バリ取り」→「軽塗装」→「丁寧なバリ取り」→「最終塗装」 として優良な形状のものを選んで使うことになると思います。

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