十勝鉄道キハ2の塗装を検討してみました。
カラー写真は残っていない様なので白黒写真のトーンから想像するしかありません。(キハ以外の写真であれば発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 東日本私鉄編などにあります)
以前、、十勝鉄道キハ1を作りましたが、その時の印象はキハ1は木造なので木のような色(薄い色)、キハ2は一般的なぶどう色(濃い色)と思っていたのです。
今回改めて資料写真を見てみますと、川西以遠が廃止になる前後の写真(北国の汽笛1 星良助写真集 1957.7.7) (北線路-never again 下 湯口徹 著 1957.8.20)では車体の塗装はキハ1と同じような薄いトーンで窓枠の塗装の方が濃く見えます。
そして川西以遠が廃止になって約一年後の写真(軽便追想 高井薫平 著 1958.8.12)では車体塗装は濃く、窓枠の方がやや薄いトーンになっています。
残っているカラー写真(発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 東日本私鉄編 J.WALLY HIGGINS 1959.8.1)から想像するに1958の塗装はぶどう色で間違いないと思いますが、やはり川西以遠が廃止になる前の塗装に魅かれてしまいました。
それで窓枠をぶどう色、全体の塗装をウッドブラウン(キハ1に塗ったものと同じ塗色)にすることに決めました。
一度全体をGM2ぶどう色2号に塗装しておき、そのあと窓枠などをマスキングしました。
マスキングにはかなり時間と手間が掛かりました。
その後、全体をMr.カラー43ウッドブラウンで塗装しました。
マスキングを剥がすとこんな感じになります。
室内は車体色よりも濃いトーンに見えましたので窓枠と同じぶどう色にしました。
戦前、戦後の古いガソリンカーの写真にこんな感じに見える物がありますので、古いガソリンカーを再現するには良い組み合わせと感じます。
金属板に穴を開けて。。
ある部品を再利用した吊り輪を半田付けします。。
出来上がりはこんな感じ。。
横から見るとこんな感じになります。
前から見てもこんな感じ。。
思い付きで作ってみた吊り輪です。
本物も目立たないですし、余り目立つといやらしくなります。 窓セルを貼るともっと目立たなくなると思われます。
室内の床板や屋根も塗装しました。
いよいよ最終仕上げを残すのみとなりました。
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