2016年6月29日水曜日

今つくっている変な貨車!

相変わらず個人的な貨車ブーム継続中です。。
遂にはこんなマイナーな貨車にまで興味を持ってしまいました。


さて!! これは何でしょう?
実物の台車はTR16のツルマキばねを板ばねに変えたもの。(見た感じTR20に近い)
模型はモデルアイコンのセキ1000の部品で作ってあります。車輪はラウンドハウスのスポーク車輪(車軸短)を使って台車幅を極力抑えました。

この台枠の端の方に車掌室を載せると秩父鉄道のヨ10になります、がヨ10を作りたい訳ではありません。そうです!ヨ10に改造する前の形 ヲキ1を作りたいのです。

はじめにこの貨車を認識したのはトワイライトゾーンMANUAL10 高度成長期・西関東を走った鉱石列車(渡辺一策)という記事を見たことによります。それもリアルタイムではありませんついこの頃です。

大正末、秩父セメント第一工場の操業に合わせて作った汽車東京製の貨車です。
クラシックな鉱石車の形に面白さを覚えてしまいました。古い時代にあった形の様で八幡製鉄の貨車にも同様のものがあったようです。
当時の第一工場の荷降ろし方式に合わせて作った形なのか?それとも当時の鉱石車の形に合わせて工場の荷降ろし方式が決まったのか??
昭和40年代初期に第一工場の荷降ろし方式の変更と共にお役御免となったようです。第二工場と熊谷工場の荷降ろし方式はその後のヲキ100形に合わせてあった為です。


流し板付側開式ホッパー車。 大正、昭和初期にはあった形の様なのですがその後すたれていくようです。それもそのはず構造上どう考えてもトップヘビーなのです。貨車速度の増加とともに安定感のある他の形が主流になっていったものと思われます。

貨車本体はペーパーで作ることにしました。
図面は無いので、その後汽車製造が作ったホキ8000の図面を参考にでっち上げました。
台枠寸法は三峰口にヨ15が保存されている為はっきりしているので写真を参考に大きさを合わせていけば正確には解らなくても大間違いは無いはずです。。

ただし、資料写真はとても少ないです。トワイライトゾーンMANUAL10の他にはネット上で見つけたヲキ1が一枚、ヲキフ10が一枚。鉄道ピクトリアルNo.620にほぼ同形のヲキ50、ヲキ6妻面の2枚の計4枚しか見つけられませんでした。


(笑。笑。)
試しに組んでみましたがへろへろです。こりゃぁ~~駄目だなぁ~。。
作り直し。


これじゃ、何だか解りませんね!


組み合わせるとこんな形に。


前より少しかっちり出来ました。
瞬間接着剤などを使い要所要所を接着して。。


こんな感じ。。
瞬間接着剤で固めればヤスリがけも出来ます。


少しディティールを追加。


台枠に載せるとこんな感じになります。
不満点も多いですがとりあえず完成をめざします。。

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