次はいよいよ煙室扉です。
煙室扉は蒸気機関車の顔といっても差し支えないと思います。
煙室扉が似ているか、似ていないかで大きく蒸気機関車の表情が変わってしまうと考えています。
形さえ似ていれば構わないと思い、プラバンでつくり始めたのですが。。
どうも!? チィープです!!
それで8mm真鍮棒を使いドリルレースでつくることにしました。
煙室扉は薄く、扉の後ろは厚く、、なかなか特徴が捉えづらいです。
扉の縁取り(リベットで留めてある部分)は考えた末に、こんな原始的な方法でつくりました。
半径5mm、直径10mmのコンパスです。 真鍮板に0.4mmの穴を開けて5mm外側に0.6mmぐらいの穴。 ケガキバリ(千枚通しのようなもの)で円を書きました。(中心がずれないようにしたかったのです。)
これを切り抜いて丸く成形。。
ドリルレースした真鍮棒の真ん中にも0.4mmの穴を開けて洋白線を通して半田付けしました。
この機関車は四角い逆サドルタンク、小さめな煙室扉、扉の後ろの分厚い縁取り、おまけに佐世保時代の独特な扉の締結方法。。 四角い焼却炉の様な見た目が魅力的です。
今回はフリースタイルのタイプ機なので、芦別時代にこだわらず焼却炉のような締結金具にして、よりこの機関車の魅力を際立たせたいと思いました。
締結金具は真鍮板の屑を削って作りました。 機関車の系譜図1の上佐世保の「AUGUSTA」の写真を参考にしました。
他の金具部分は0.3mmや0.4mmの真鍮線、割りピン、0.8mm真鍮パイプを集積して半田付けしました。
リベットは煙室扉を前面に貼り付けた後にハンドスパイクしようと思って0.4mmの穴だけ開けて置きました。
前面に貼り付ける為に半田を使うと集積した金具部が崩壊しそうに思われたのでエポキシ接着剤を使ったのですが、ハンドスパイクの洋白線をぐりぐりやっていたら剥がれてしまいました。
結局!!半田で止めることに。。
前面に熱が回らない様に、手早く洋白線の根元に熱を加えました。
半田が沢山付いてしまって綺麗に削り取るのが大変でしたが、なんとか煙室扉の崩壊は防げました。
(前回の)煙室部には重さが欲しかったので、8mm真鍮棒を適当な長さに切って半田付けしました。
これでははじめから真鍮棒でつくった方が良さそうですが、ボイラーに差し込めるところが気に入っています。
こんな感じになりました。
ライトは付けずにエコーのNo.1765 前照灯掛を付けました。
これで残すは「砂箱周り」、「カプラー周り」、「ナンバープレート」になりました。
飽きずに完成させたいと思います。
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