2011年11月6日日曜日

路面電車のこと、Nナロのこと!

ちょっと1/150の路面電車について語りたいと思います。
ペアーハンズの横浜市電500系と伊香保電車です。両方Nゲージですが横浜市電は本物のゲージが1372mmですからNゲージ化に無理はありません。
むしろ1/150ならNゲージにしなくては駄目です。
片や伊香保電車は本物のゲージが1067mm、車体幅が1980mmですからNゲージにするとアレンジが必要となります。
1/150にするともっと小さく無いといけないのです。
元々この違和感を解消したいがためにNナロと言い始めたのです。
Nナロ!?? Nナローじゃないの?と思っていると思いますが整理します。

Nゲージ  日本では本物のゲージにこだわらず1067mm、1372mm、1435mmのゲージの車輛(JR 国鉄 私鉄 路面電車など)を1/150スケール、9mmゲージで再現する鉄道模型。

Nナロー  本物のゲージが762mmなどの軽便鉄道を1/150スケール(ペアハンなど一部1/140)
6.5mmゲージで再現する鉄道模型。


んn~~~~ん どうもおかしいですね~~????
本物のゲージを1/150すると以下になります。

762mm=5.08mm  1067mm=約7.11  1372mm=約9.15mm  1435mm=約9.57mm(1/160=約8.97mm)

これを見ると元々7mmゲージの方が良い1067mmのJR、国鉄、多くの私鉄車輛を9mmで再現していることに問題があるようです。
しかし外国で普及しつつあった9mmゲージを採用し、少々車輛とゲージが小さいのでスケールを1/150にしたのが今の日本のNゲージです。
その後普及し、ありとあらゆる車両が出ています。
手頃な価格と大きさが普及の鍵だと思われます。
50歳にもうすぐ手が届く僕も初めからNゲージでした。
価格の安さとサイズの手頃感!!機芸出版社の「陸蒸気からひかりまで」は昔からのバイブルです。関水のC62やD51をあてがってスケールより大きすぎるとか小さい車輛を製作できないか?とか延々を考えてました。
Nゲージや1/150の世界が大好きなのですが、この頃小さい車輛を1/150で作ろうと思うと別に9mmにこだわらなくてもいいんじゃないか?と思うようになりました。

どうも多くのNゲージユーザーやメーカーの中に1067mmの車両を9mmで再現するという決まり事だけは守らなきゃいけない!死守しなきゃいけない!!という気持ちが強すぎるように思います。
小さなマイクロモーターが普及し、Zゲージの車両も安く出ています。
メーカーからもNナローの小さい車両が沢山出てきました。
でも1067mm以上のゲージは9mmで、軽便ならNナローという住み分けだけは崩れません。
9mmが収まらないような幅の狭い車両は6.5mmで作ったほうがリアルなのに。。。
それから「出ていない車両はないんじゃないか?」と思われるようなNゲージでもそのような極小車輛はでていません。
1/220のD51が欲しい訳じゃないのです、リアルなN電なら欲しい人が多いと思うのですが。。。?
それでそのような車輛をNキットやZゲージの動力などを使って自分でつくることにしました。
それが「Nナロ」です。1067mmの車輛を6.5mmで再現することを柱にしています。
あまりゲージ論にこだわるつもりはございません。
あくまでもキットから小さい車輛を作る時の考え方です。
ペアハンの伊香保と並ぶ、秋保の411。
車両幅を縮めて伊香保電車のNナロ化も考えています。
福井のデキはNナロ化済みです。簡易な長軸加工(に近い)ではありますが。
キッチンの旭川ブルームも動力化!
ローソンの路面電車コレクションの函館市電です。
元の造形はかなり好きな人が作ったとみえて良く出来ています。
ちょっと改造してやるとかなりリアルなNナロが出来ます。
京都N電8窓車風の路面電車です。
後ろにあるのは鹿児島市電の600系です。今度はこれを動力化しようと思います。
鹿児島市電は1435mmですのでもちろんゲージは9mmです。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿