2014年3月31日月曜日

十勝鉄道キハ2(その8)塗装する!

十勝鉄道キハ2の塗装を検討してみました。
カラー写真は残っていない様なので白黒写真のトーンから想像するしかありません。(キハ以外の写真であれば発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 東日本私鉄編などにあります)

以前、、十勝鉄道キハ1を作りましたが、その時の印象はキハ1は木造なので木のような色(薄い色)、キハ2は一般的なぶどう色(濃い色)と思っていたのです。


今回改めて資料写真を見てみますと、川西以遠が廃止になる前後の写真(北国の汽笛1 星良助写真集 1957.7.7) (北線路-never again 下 湯口徹 著 1957.8.20)では車体の塗装はキハ1と同じような薄いトーンで窓枠の塗装の方が濃く見えます。

そして川西以遠が廃止になって約一年後の写真(軽便追想 高井薫平 著 1958.8.12)では車体塗装は濃く、窓枠の方がやや薄いトーンになっています。

残っているカラー写真(発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 東日本私鉄編 J.WALLY  HIGGINS  1959.8.1)から想像するに1958の塗装はぶどう色で間違いないと思いますが、やはり川西以遠が廃止になる前の塗装に魅かれてしまいました。
それで窓枠をぶどう色、全体の塗装をウッドブラウン(キハ1に塗ったものと同じ塗色)にすることに決めました。


一度全体をGM2ぶどう色2号に塗装しておき、そのあと窓枠などをマスキングしました。
マスキングにはかなり時間と手間が掛かりました。
その後、全体をMr.カラー43ウッドブラウンで塗装しました。


マスキングを剥がすとこんな感じになります。
室内は車体色よりも濃いトーンに見えましたので窓枠と同じぶどう色にしました。

戦前、戦後の古いガソリンカーの写真にこんな感じに見える物がありますので、古いガソリンカーを再現するには良い組み合わせと感じます。


金属板に穴を開けて。。


ある部品を再利用した吊り輪を半田付けします。。


出来上がりはこんな感じ。。


横から見るとこんな感じになります。


前から見てもこんな感じ。。
思い付きで作ってみた吊り輪です。
本物も目立たないですし、余り目立つといやらしくなります。 窓セルを貼るともっと目立たなくなると思われます。


室内の床板や屋根も塗装しました。
いよいよ最終仕上げを残すのみとなりました。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ ←ブログ村ランキングに参加しています。記事が気に入りましたら、クリックお願いします。

にほんブログ村 鉄道ブログへ

2014年3月25日火曜日

十勝鉄道キハ2(その7)排障器をつくる!

キッチンのページを見ると「山梨の雨宮2末期」などは品切れになったようですね!
やっぱり好きな人はいるのですねェ~~~。

さてさて、、十勝のキハ2ですがだいぶ作り込んできたので、あともう少しなのですが他に作りたい物が続出しているので仕掛そうで怖いです。
他の物に興味が移っちゃうと仕掛ってしまって2~3年放置などという例は今までにも有ります。。

ここはひとつ頑張ってさっさと完成させたいと思います。


こんな金属の細い板を曲げて。。


資料写真を参考に。。 いろんな金属片を半田付けして。。
排障器を作りました。


出来上がりはこんな感じです。。 これを車体にどうに止めるか??というと。


床板の先端に切れ込みを入れて。


切れ込みに引っかける様にはめてからボディにIN。。


そのままだと上にずれてしまうので、室内側に別の床板を作ることにしました。
下から通したネジが「2mm厚のプラバンの床板」→「ボディ裾の床板抑え」→「この新しく作った室内側床板」の三つの部材を止めています。


モーターの逃げを切り取って、ついでに真鍮角棒3mmのウエイトも付けました。
このウエイト、、乗客の座席も兼ねています。。


運転手の後ろの仕切り板も半田付け。。


床板の目立つタンク類を2か所作りました。


排障器は取り付けるとこんな感じになります。
車体中央部にあるラジエター水の注入口(、、だと思う?)の下にタンクが有ります。


ラジエターと反対の側床下にもタンクがあります。 これは何のタンクでしょうか??ガソリンかな??  

床下はポケットライン動力なので過剰なディティールは不要と思いました。
湯口 徹さんの名著 「北線路ーnever again (下)」に載っている写真を参考に、この2つのタンクだけは目立っているので取り付けることにしました。


ドア上の水切りも付けました。
これで付けたい物はすべて付け終わりました。。 あとは仕上げです!

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ ←ブログ村ランキングに参加しています。記事が気に入りましたら、クリックお願いします。

にほんブログ村 鉄道ブログへ

2014年3月23日日曜日

また詰らぬ物を買ってしまった。。。

今日、、キッチンさんの即売会「頒布ヤード07」なるものに行ってきました。(名前が意味不明ですね?) 人形町から歩いて行く「綿商会館」というところで開催していました。
これすごい楽しみにしていたのです。。
以前、、関西の方で開かれた頒布会に出ていたもので欲しいものがあって、売り切れないかどうかハラハラしていたのですが。。。ありました。


これです!!「明鉱平山602タイプ8t」!
動力化出来るかどうか解からないキットなのですが、何故か欲しくて欲しくて。。(こんなの売り切れないか??)


催事記念のチロルチョコももらってきました。。このパッケージも明鉱平山なのです。

私くし、、結構キットを組んでいる方だと思うのですが? キットって動力化や塗装などを考えてちゃんとやった場合、一生懸命組んでも一か月に一台ぐらいしか完成しないのですよ~~。(私の手が遅いだけですが。。)
マイナーな車輌のキットなどはほっとくと無くなっちゃうし。。無くなっちゃうとものすごく後悔します。
それで買って置くのだけど購入量と制作スピードがイコールにならないのでストックが貯まる一方なのです。
それで極力購入しない様に自粛していたのだけど。。
あぁ~~~っ!! 我慢できない!!


おまけにこんな物まで。。 山梨交通電車線です。(かなり人気が無さそうな素材ですが?)
いままでキッチンさんって路面電車系は少なかったと思うのですが、何故これを創ることに??
誰かがリクエストしたのでしょうか??

こういうの私、、買わずにはいられないのです。「山梨の雨宮」なんて幅14mmぐらいなので9mmゲージが納まらないとは言えませんがまさにNナロ的(Nn3 1/2)素材なのです。
「キッチンさん」や「銘わぁくすさん」は動力化出来るかどうか解からなくても幅狭車輌をスケール通りに創ってくれるから好きです。。
まさにこういうキットを6.5mmで動力化するのが「Nナロ」と言えます。

でも完成させるの大変なんだよねェ~~~! まぁ、、、完成させられなくても想像してニタニタしているのも楽しいんだよね。。(だんだんこういう趣味になって来ています。。なさけなやぁ~~~)


ゲストサプライヤーは「銘わぁくす」さん。。
銘わぁくすさんにも欲しいキットが沢山あってもっと購入したかったのだけど、、、もう。お金が。。。
今回はこれだけしか買えませんでした。

今日買ったキットが机の肥やしにならないといいのだけど??
今日はまた詰らぬお買い物自慢をしてしまったぁ~~~。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ ←ブログ村ランキングに参加しています。記事が気に入りましたら、クリックお願いします。

にほんブログ村 鉄道ブログへ

2014年3月18日火曜日

十勝鉄道キハ2(その6)もう少しディティールアップ!

資料写真と見比べると細かいディティールが足りないのでもう少し付け足したいと思います。
ドアの蹴込み下のステップをつくります。


使ったのは(KS 帯板真鍮0.8×0.3)というものです。
曲げてそれらしくしました。


半田付けしてこんな感じです。


ドア脇の手摺り、ドアのレバーも半田付けしました。 0.4mm洋白線です。
塗装後接着しようかと思っていたのですが、接着で失敗してしまうことも多いので半田付けしました。


お椀型ライトも半田付け。。


それからプラ棒をこんな形にカットして。。


連結器の台座として接着しました。 資料写真を見ると本物にもこんな出っ張りがあります。
使ったカプラーはこのままでは長すぎるようです。。


下から見るとこんな感じ。。


床下に金属板を曲げてラジエターをつくりました。
大きさはこのくらいで調度いいみたい??


Wave の#80 のメッシュです。


先ほどの金属板に半田付けしました。
枠には0.8mmぐらいの真鍮角線が欲しかったのですが、そんなものは無かったので1mmの真鍮丸線を半田付けしました。


削って形を整えるとこんな感じになりました。。


カプラーも切り詰めました。 ワールドの半田で組み立てるカプラーなのですが、半田ごてを長くあて過ぎたらバラバラになっちゃいました。 
なんとか苦労して元の形に組み立て直しました。。 約1.5mmほど短くなりました。


取り付けるとこんな感じです!!


横から見るとこんな感じ。 ラジエターは動力部の床板が邪魔をして上の部分が作れません。
邪魔な部分をカットしてしまおうかとも思ったのですが強度が失われそうなので我慢しました。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ ←ブログ村ランキングに参加しています。記事が気に入りましたら、クリックお願いします。

にほんブログ村 鉄道ブログへ

2014年3月15日土曜日

十勝鉄道キハ2(その5)屋根をつくる!

屋根もプラバンで作りました。
前回購入したタミヤの2mm厚のプラバンを使います。


おおよそ屋根の大きさに切って2枚を貼り合わせました。
タミヤセメント(流し込みタイプ)をたっぷり塗って接着。。 万力に挟んで半日ほど放置して置きました。


その後、削って車体の大きさピッタリに合わせます。


側面を削ってかまぼこ状にします。


散々削ってこんな感じに。。
粉だらけになってしまうのでベランダで作業しました。


前後も丸めてこうなります。


次にボディに取り付けやすくする為に、天井の内側ピッタリにハマる様に1mmプラバンを削り出します。


それを0.3mmぐらいの薄いプラバンに貼りつけました。
これは何をやっているかというと。。 車体と屋根の間に2本の帯があります。
1本は車体側に0.7mmぐらいの帯板を半田付けして表現したのですが、屋根側の1本はこの0.3mmプラバンで表現しようと思います。

車輌によっては「雨どい」という名称で表わされている物なのですが、この車輌の場合ドア上に水切りがあるので「雨どい」では無いと思います。 屋根との間の段差です。。


写真ではちょっと分かりずらいですが。。
車体側面からの飛び出し具合を資料写真を見ながら調整しました。


その上に屋根を貼りつけました。


ドリルで穴を開けてベンチレーターを接着しました。
資料写真や図面などを見るとかなりサイズの小さいもので少し形が違いますがN用を使いました。

資料写真の角度や年代によってはベンチレーターの確認できない物が多く、末期にはベンチレーターは撤去されていた可能性もあります。

河西鉄道カハ1時代の写真には2個、The rail No22 北線路の写真には1個確認できます。
当初の設計通り、ベンチレーター2個にしました。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ ←ブログ村ランキングに参加しています。記事が気に入りましたら、クリックお願いします。

にほんブログ村 鉄道ブログへ