2014年12月14日日曜日

「名電1号形」も見ました!

今回、明治村に行くにあたって「名電1号形」が見られることも期待のひとつでした。

名鉄創業120周年×明治村開村50周年 「名電1号形」特別展示となっています。
名鉄創業120周年と明治村開村50周年を記念してということの様ですねェ~~!
名鉄創業120周年も凄いですが、明治村も開村してから50年もたっているんですねぇ~!びっくりです。


明治村の中心部、市電 京都七条停留所の近くに展示されていました。
展示の為に特別な建物を建てたみたいですね!


こげ茶色の落ち着いたカラーリングに復元されて展示されていました。

私くし、路面電車系の木造2軸車とか大好きなんですよ~。
Nナロ(車体幅の狭いゲージ1067mmの車輌をスケール1/150 ゲージ6.5mmで作る模型、自分で言っている。)なんて言っているのも、改めて考えると木造2軸車が作りたい為の考え方とも言えます。


この車両もリアルタイムでは知る由もないですが、模型や鉄道写真集を通しては知っていました。

「北国の汽笛1 星良助写真集 ないねん出版」に円山公園に保存されていた時の1958年当時の写真が「北国の汽笛2 星良助写真集 ないねん出版」には1960年に市電まつりで復活走行させた時の様子が載っています。

模型では昔、マスターピースが「2軸路面A 札幌10形タイプ」というのを出していました。たぶん僕が初めて半田付けで組んだ模型です。この模型KATOのチビ客車用動力を使って走らせる模型でして、ノンスケールのタイプ模型です。1/150には程遠い1/100ぐらいの大きさでした。
というのもこの車輌(札幌22号、名電1号形)とってもちっちゃいのです。。


「路面電車ガイドブック 誠文堂新光社」の図面では(長さ6401mm(本体部分)幅1828mm 軸間1524mm)となっています。
1/150に直すと(長さ42.7mm(本体部分)幅12.2mm 軸間10.2mm)となり、とっても小さく模型化は難しく、1/87でも(長さ73.6mm(本体部分)幅21mm 軸間17.5mm)とかなりのスモールサイズです。


今回、札幌市交通局より借り受け、期間限定で平成32年3月まで展示・一般公開される予定とのことです。
一分、修理を施し、大正7年に札幌で使用を開始した時の状態を再現しているとのこと。
多分名古屋時代は運転台前部の窓が無く、カラーリングが2トンカラーだったのでは無いかと思われます。(車体の大きさや腰板の形状は別にして明治村のN電の様な感じ。。)


この車輌、台車がよくある「ブリル」ではなく「ペックハム」なんです。
この台車を付けた車輌はほとんど残ってないと思いますので、その辺も大変貴重です。


写真を拡大して見てください。
「ペックハムズ、フレキシブルギア」と読めると思います。


入口のステップには細かいひし形の模様が。。こんなところにも大切に作っていたであろう明治の息吹が感じられます。


運転台のコントローラーとハンドブレーキ。


フートゴングと裸電球! このベルが「チンチン電車」の由来ですね。


室内はこんな感じです。 吊革もほんとに吊革です。(持ち手部分、籐製??)


ダブルルーフというのは、照明が貧弱な時代に室内を明るくするための採光窓を作る工夫ということがよく解ります。


日除け窓? ルーバー。


外の塗装にはつやがあります。ニス塗りでしょうか?


番号は金文字。


車体ふちの装飾も金色です。


板の間に以前の塗装(札幌時代後期)の黄色が見えます。


排障器(排障板?)はこんな感じで付いています。


綺麗に化粧直しされて展示されていました。
大変貴重な車体を見ることが出来て大満足です!!

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